【地酒コラム】日本酒の個性を探究~熟成酒
「熟成酒」 琥珀色に輝く色
べっこう飴や蜂蜜のような甘い香り
口に含むと、優しく上品な甘さが口いっぱいに広がり、幸福感が湧き上がる…
「これが、日本酒なのか…」
私の熟成酒との出会いはイナズマに打たれたような衝撃的なものでした。
日本酒からここまで強烈な“個性“を感じたのは初めてだったからです。
そして、
日本酒はもっと“多様性“を楽しむものであっていいと感じました。
そこから私は、SAKEDIPLOMAの相方と共に、
熟成酒と料理のペアリングをふだんの食卓で楽しむようになりました。
私の生まれは酒蔵数日本一を誇る新潟県。
日本酒は小さい頃から身近な存在でした。
成人するとすぐに日本酒も飲んでみましたが、結局20代の頃よく飲んでいたのはワインやビール。
ワインやクラフトビールのように日本酒にもっと個性、すなわち“キャラ“が際立っていれば違っていたのかもしれません。
でも「熟成酒」の“個性“に気づいてしまった私は
今や毎日が日本酒。 ワインやビールはたまに嗜む程度と、一変してしまいました…笑
「日本酒の個性を探究する」という気持ちは、旅酒の発信する「地酒」を楽しむ気持ちと同じです。
「お!日本酒ってこんなに面白かったんだ!」と、
胸キュンし、日本酒にトキメク瞬間がこれを読んでくださった方も味わえますように…。
そして、もっと日本酒を愛する日本人が増えますように…
と願いを込めて、
次回は、私がふだん楽しんでいる熟成酒と料理のペアリングを1つご紹介させていただきます。
(次回に続く)